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title : |
initial |
artist : |
evala |
cat no : |
PTCD002 |
format : |
CD |
total : |
41:36 |
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release : |
2006-01-20 (fri) photo in stores |
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tracks : |
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01 |
IN/TR01-05J |
evala |
02:55 |
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02 |
IN/TR02-05D |
evala |
05:33 |
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03 |
IN/TR03-05E |
evala |
03:36 |
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04 |
IN/TR04-05J |
evala |
02:26 |
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05 |
IN/TR05-05K |
evala |
02:40 |
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06 |
IN/TR06-05H |
evala |
05:39 |
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07 |
IN/TR07-04K |
evala |
06:40 |
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08 |
IN/TR08-04L |
evala |
03:21 |
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09 |
IN/TR09-04J |
evala |
06:35 |
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10 |
IN/TR10-05G |
evala |
02:11 |
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all sounds |
by evala, recorded in Tokyo Japan 2004-2005 |
edited |
by evala at port 2004-2005 |
mixed |
by evala & kimken at kimken studio 2005 |
mastered |
by kimken at kimken studio 2005 |
designed |
by port, supported by GRAPH |
thanks to |
Yoshihide Nakajima on track 02, 04 with feedback system "sugar and salt". |
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distributed |
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by 株式会社アート・ユニオン |
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東京都目黒区青葉台4-7-1 プラトーヴェール7F |
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tel: 03 5465 1211 / fax: 03 5465 1213 |
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担当: 柳澤 yang@artuniongroup.co.jp |
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note : |
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数々のサウンドデザイン仕事やATAKレーベルでも活動する奇才サウンドアーティストevalaによる待望の自身初ソロアルバム。フィールドレコーディングされた音素材の徹底的に人工的なプロセスによる加工/編集によって作り出された強靭かつ繊細なサウンドが「日本の最前線を担う音響作」と評され、大きな話題を呼んでいる秀作。 |
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A long-awaited 1st solo album by a sound artist evala, a prodigy who has worked with many sound design works, and activities in ATAK label. His own established "strong but sensitive" sounds are derived from the uncompromisingly artificial editing process of materials collected by field recordings. Highly acclaimed album as "a cutting edge sound art work in Japan", and which created a great sensation. Flavored with the merest dash of oxymoronic gentle abrasion, his music gives audiences an immersive experience. |
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reviews : |
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精密に作り上げたマイクロワールド!
ATAKのサウンドプログラムや自身のレーベル"port"においてのSONYクリエイティブセンターとの環境音プロジェクトや松下電器、NTT西日本などのCMサウンドデザインなどをこなすevalaの待望のソロアルバム!! 最新のテクノロジーを駆使し、オリジナルの特殊マイクロフォンを用い徹底的に磨き上げた、純エレクトロニスサウンド! ナチュラルな進行を繰り返す、ラディカルな美しい電子音のバリエーション&クオリティーにあなたは驚くはず!!(TOWER RECORDS 新宿店) |
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奇才サウンドアーティストevalaの待望のソロ!
レーベル"ATAK"のサウンドプログラムや、SONYとの環境音プロジェクトなど知る人ぞ知る存在である"エバラ"のソロアルバム。特殊マイクロフォン等を用い、デジタルプロセッシングで徹底的に磨き上げられ、もはや自然音なのか電子音なのか区別する必要が無い程、強靭な音が定位を変えながら響く!(TOWER RECORDS 渋谷店) |
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ラップトップの限界を突破!こいつがポスト池田亮司だ!
池田亮司、カールステン・ニコライ(aka. alva noto, noto)を彷彿とさせるダンサブルかつ静寂なパルス・ビートとアンビエントな電子音。2曲目ではalva noto + 坂本龍一の「vrioon」や「insen」の幻想的で儚く消え入りそうな世界観が垣間見られる。膨大な情報量のレイヤーが連鎖し、ラップトップを更にアップデートする変革の1枚! ジャケットはGRAPHとのコラボレーションによる特殊パッケージ仕様。(TOWER RECORDS 心斎橋店) |
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拡張していくパルスの行方 〜日本の最前線を担う音響作〜
SONYとの環境音プロジェクトやATAKのサウンドプログラムで異彩を放つサウンド・アーティスト、evalaのソロ・アルバム「initial」(PTCD002)が自身の主宰するportよりリリースされた。存在感のあるパルスが脳に突き刺さるような電子音が印象的だが、楽曲の完成度も非常に高い。音数こそ少なめだが曲のバラエティは広く、飽きさせない10曲。オリジナルの特殊マイクで作ったと思われるフィードバック・ノイズも効果的に配置され,、具体的な音と電子音の絡み合いにもセンスが光る。パンの振り方やステレオの定位のバランスもよく、丁寧に作られた聴き応えのある1枚。(Sound & Recording Magazine誌 2006-03) |
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ダンボールに梱包された音楽情報メディア
サウンド・アーティストの evala(江原寛人)による新譜「initial」は、段ボール紙のジャケットに入っている。凹凸のあるクッション面を内側にしてディスクを保護し、裏面には収録曲名やクレジットが理路整然と細かく記載されている。唯一のグラフィックは表面の下部にあしらわれた「取扱注意」「われもの」「水濡れ禁止」のマークだけ。工業製品を思わせるこのデザイン、見た目は禁欲的なのに手にしてみると何ともいえないフェティッシュな質感がある。そもそもレコードやCDのジャケットは何かと言えば、それは録音盤(=ディスク)を傷つけずに搬送し保管するための外装(=ジャケット)なのだ。昔のSP盤は紙袋だけで売られていたし、現代のDJ用アナログ12インチのレーベル穴空き紙ジャケも本来はラジオ局が使っていた業務用ケースのなごりで、合理的だけを目的とした非デザイン的プロダクトとして何とも言えない呪物性がある。似た者を他に挙げてみるなら、古い岩波文庫に巻かれていたロウ紙や、納豆を包んでいた竹の皮とか、それ自体には全く価値はないが本体と一体化することで絶妙な味わいを醸し出すマテリアル。実は一昨年リリースされたportの第1作もまったく同じ仕様の紙ジャケだった(おそらく次の3作目も)。この質実剛健主義(≒ミニマリズム)のデザイン思想に包まれたevalaのサウンドは、電気パーツのように精密で、生鮮野菜のようにみずみずしい。秋葉原がその昔、野菜市場だったことをふと思い出した。もちろん野菜も段ボール箱に入れられて流通する。(CROSSBEAT誌 2006-04) |
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気が遠くなるほど細かい音による環境音楽
ATAKチームの一員でもあるevalaが04年に立ち上げたレーベルportから、第一弾のコンピレーション以降長い沈黙を経て、14ヶ月ぶりに新作がでた。evala本人のソロ作で、両氏ともいやがるかもしれないが、渋谷慶一郎と比較されることになるだろう。後者の、ときに痛いほど刺激的なサウンドに対して、evalaはリスナーに心地よい電子シャワーをかける。同じく技術的・芸術的に最先端といっても, こちらはより広い層の電子音楽ファンにうけそう。ただ、コンピに収録された曲から想像していたほどリズミカルではなく、気が遠くなるほど細かい音による「環境音楽」だ。
(REAL TOKYO 2006-01) |
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最小限の高密度な音
建築照明家の友人と話していて「"照明"の極意ってのはあかりを消すことなんだよね」と言われたことがある。とにかくあかりをつけて部屋を明るくするのは素人の発想。電気代もかかるし美しくも面白くもない。まず全てのあかりを消す。その漆黒の暗闇で、本当に必要な箇所をピンポイントで照らしていくこと。想像力を刺激する美しい照明とは、「闇」をどうコントロールするかにかかっているのだ… という話。
このアルバムを聴いて、そんなことを思い出した。沈黙の中に周到に配置された最小限の音、しかしもちろんそれは高周波から超低音までの帯域から選び抜かれた「これでなければならない」高密度な音。そして、それらがつくる音の影やモアレの中に突然ポーンと美麗な和音が響いた瞬間の生理的快感は、無機物を撮ったモノクロームの顕微鏡写真が一転、青空と海のカラー映像となって動き始めるような開放感、躍動感。そんな楽曲が冒頭に仕込まれてあるものだから、それが伏線となって、その後のアブストラクトな楽曲を聴いていても、ノイズとノイズの重なり合いが一種の「和音」として聴こえ、複雑なハーモニーに感じられる。というアルバム構成が巧い。
これが、しかし本人によれば、実は音源のほとんどが蝉の鳴き声だの環境音だのといった自然の音を編集したもので、電子的に発生させた音ではないという。なるほど、シャープな編集の切れ味にも関わらず全体としてはとても暖かく「角の丸い」音像に聴こえるのも、たった1音鳴っているだけでも妙に飽きさせず味わい深い感触なのも、1音の中に複雑な情報が織り込まれた自然音を素材としているからか、と納得。ビジュアルにたとえるなら、電子的に描いた画像と、木肌や岩石などの自然物をスキャニングした画像では、一見同じような情報「量」に見えても、その情報「密度」は全く違う。そんな質感の差を、この作品と凡百の「エレクトロ二カ」との間に感じた。
付け加えると、このジャンルのほとんどの楽曲やサウンド・アート的サウンド(←へんな日本語)に特有の「最初の数秒聴けばあとは予想がつく」展開の退屈さやヒネリの無さ、に飽き飽きしている人にこそ、ぜひ一聴をお勧めしたい。静的な美術作品としてではなく、動的な時間軸の構成として音楽作品をつくるとはどういうことか、よくわかる作品です。(ヲノサトル責任編集・渋東ジャーナルより) |
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